こんにちは!WellFlags担当です。
先日、令和5年度補正予算案が発表されました。
このまま大きなトラブルが無ければ、11月末に可決される見込みとなっています。
この中に色々と補助金に関する情報も出ていたので、今日は速報版ということでお伝えしていきます!
既存の補助金制度の変更について
出展:経済産業省関係令和5年度補正予算の事業概要(PR資料)
※P14から抜粋
まずは既存の補助金についての変更点を見ていきましょう!
ものづくり補助金
ものづくり補助金についての大きな変更点は以下となっています。
省力化(オーダーメイド)枠の追加
こちらが新規に追加される枠となっています。
まだ詳細は未定ですが、おそらく業務の効率化などのための枠で最大額が8000万円となっている点が魅力です。
一方で、その他の枠については現状のものと大きな違いはありません。
持続化補助金
こちらは現行制度とほぼ同じになっています。
前まであったインボイス枠がなくなり、代わりにインボイスに登録する事業者へ補助上限額の上乗せがされています。
IT導入補助金
IT導入補助金については、前まであった「デジタル化基盤導入枠」が無くなり、新設されたインボイス枠の中に「電子取引類型」として設置されました。
個別の補助率などは変わっていますが、全体として大きな変更は今のところ無さそうです。
インボイスが新しく枠として設置されていることからも、国としてインボイス登録の後押しを進めたいことが予想されます。
事業承継・引継ぎ補助金
こちらについても現行制度と大きな変更はありません。
同補助金は7次公募まで出ていることから、国としても事業承継を推進していきたい背景があるのでしょう。
新設される補助金制度について
出展:経済産業省関係令和5年度補正予算の事業概要(PR資料)
※P13から抜粋
続いては新設される補助金になります!
中小企業省力化投資補助事業
こちらはまだ詳細が不明ですが、IoTやロボットなどにより人手不足の解消をするための製品導入費用が補助されるようです。
最大の特徴は「カタログ」に掲載と記載がされている点です。通常の補助金と異なり、IT導入補助金のようにあらかじめ登録されて会社の、登録された製品が補助対象になると予想されます。
補助金額は従業員によって異なりますが、5名以下で200万円が貰える点は魅力的です。
※従業員0名の一人社長でも貰えることになります。
逆に、製品やサービスを提供している側の企業であれば、このカタログに掲載されることで売上増加が見込めるようになります。
今後、より詳細な情報が出たあとに当社でも支援サービスを開始するため、気になる方はお気軽にお問い合わせください!
事業再構築補助金は廃止・・・?
もう一点気になるのが「事業再構築補助金」の行方です。
こちらについては2021年から始まり、コロナ禍における中小企業の事業転換を後押ししてきました。
コロナ禍も明けてきたことから、そろそろ終了すると予想されていましたが、今回の補正予算でも明確に補助金名は記載されていません。
代わりに今回新設された中小企業省力化投資補助事業に「(中小企業等事業再構築促進事業を再編)」と気になる記載がされています。
実際に事業再構築補助金のホームページを見ると、2023年10月6日が申請期限だった11回以降の情報がまだ出ていません。
予算が無くなったということはないと予想されるので、あと数回は実施されるかもしれませんが、あまり期待はできないでしょう。
まとめ
本日は令和5年度補正予算案について、最新の情報をまとめてみました。
まだ具体的な情報はあまり出ていないものの、現行の補助金制度と大きな変更は無さそうです。
今後も新しい情報が出たらまた解説をしていきますので、ぜひとも当ブログをご覧ください!
早稲田大学卒業後、大手総合商社に勤務し、
企業成長と多様な働き方の両立を支援する株式会社WellFlagsを設立
ものづくり補助金やIT補助金等の補助金申請代行の専門家として、各種補助金のコンサルタント、申請代行を実施
高い採択率を誇る補助金申請プロサポートの代表コンサルタントとしても活動中