歯科医院のものづくり補助金 3D CTスキャン設備を購入したい

歯科医院向けの3D CTスキャン設備とは、口の中の全体の立体画像が撮影できる設備のことで、歯と歯の周りの状態を詳しく知り、正確な診断と安全確実な治療が期待できることから、多くの歯科医院において導入が検討されています。

一方、歯科医院向けの3D CTスキャン設備の導入には、ある程度の設備購入の初期投資費が必要なため、費用面等の理由から、購入するべきかどうか迷っているという歯科医院も方も多いのが実情です。

そこで、この記事では、ものづくり補助金を活用して3D CTスキャン設備を購入した過去の事例を紹介します。3D CTスキャン設備の導入を検討している方は、ぜひ、参考にしてください。

歯科医院向けの 3D CTスキャン 設備 とは

ものづくり補助金で導入した3D CTスキャン設備

歯科医院向けの3D CTスキャン設備とは、口の中を3D立体画像として撮影できる設備のことです。これまでの2次元のレントゲンとは違い、あごの骨の立体的な形態や神経の位置把握、骨密度の比較などを行えるため、インプラントだけでなく、根管治療(歯の根の治療)や、歯周病治療の診断にも活用することができます。

これまで2次元レントゲンの写真や目視に頼ってきた根管治療(歯の根の治療)や歯周病治療といった治療に対して、より正確な治療が期待できる設備であるため、多くの歯科医院で導入が検討されています。

歯科医院向けの3D CTスキャン設備を導入するメリットとは

次の3つのメリットがあります。

  1. より正確な診断、治療
  2. 病気の早期発見
  3. 患者様の不安の解消

より正確な診断、治療

通常、歯科医院のレントゲン写真は2次元の平面画像がほとんどです。しかし、歯科医院用の3D CTを用いると、3次元の立体画像を撮影することが可能です。これにより、平面画像では見つけることができなかった歯やあごの骨の詳細な立体構造などを精度高く把握することができるため、より適切な診断、治療が可能になります。

病気の早期発見

歯周病などの病気は早期発見が非常に重要ですが、2次元のレントゲン写真や目視では、どうしても限界があります。一方、歯科医院用の3D CTを使い、口の中を3次元の立体画像とすることで、これまで確認できなかった部位まで詳細に確認することができ、病気の早期発見が期待できます。

患者様の不安の解消

歯の治療、特に、根管治療(歯の神経の治療)や歯周病治療、抜歯の際には、患者様ご自身で歯の内部を見ることができないため、患者様によっては不安を感じる場合もあります。一方、口の中を復元した3次元の立体画像があることで、患者様と治療方針をより分かりやすく共有することができます。

歯科医院向けの3D CTスキャン設備 の採択事例とは

ものづくり補助金を活用し歯科医院向けの3D CTスキャン設備を導入した採択事例はあります。

歯科医院向けの3D CTスキャン設備を導入することは、多くの患者様の負担を軽減することに寄与すると考えられるため、ものづくり補助金の補助事例としても支障がないものと考えられているのではないでしょうか。

とは言うものの全ての3D CTスキャン設備が採択されるわけではありません。申請にあたっては、なぜ3DCTスキャン設備を導入する必要があるのかと言うことを、しっかりと準備する事が大切です。

詳しくはこちらの記事でも紹介していますので、ご参照いただければと思います。

ものづくり補助金 歯科医院の採択事例 とは

3D CTスキャン設備の申請のポイントとは

ものづくり補助金を活用し3D CTスキャン設備を導入するためのポイントは、地域や社会の課題をしっかり踏まえた上で、3D CTスキャン設備が必要であるという事を分かりやすくアピールする事です。

もう少し簡単に表現すると「3D CTスキャン設備を購入する事で、患者様や地域、社会が抱える課題をどう解決されるのかという点がしっかりアピールできているか」が採択を目指すための1つのポイントになります。

なお、事業計画書の詳しい書き方はこちらの記事で紹介しています。採択を目指す方はぜひご参考ください。

ものづくり補助金 事業計画書の書き方 とは

歯科医院で活用できるものづくり補助金とは

歯科医院で活用できるものづくり補助金

歯科医院では口腔内スキャナー以外にも、審美歯科治療(ホワイトニング)のためのセレックシステムの導入、インプラント治療のためのセレックガイドの導入、3D CTスキャン設備の導入について、ものづくり補助金を活用して導入した採択事例があります。

下記の記事で詳しく紹介しております。ぜひご参照ください。

> 審美歯科治療(ホワイトニング)のためのセレックシステムの導入事例

> インプラント治療のためのセレックガイドの導入

> ミリングマシンの導入事例

> 口腔内スキャナーとマイクロスコープの導入事例

まずは補助金のプロに相談を

ものづくり補助金の申請をサポート

ここまで、ものづくり補助金を活用し3D CTスキャン設備の導入を目指す方向けに、3D CTスキャン設備の特徴、3D CTスキャン設備のメリット、採択事例や採択のポイントを紹介してきました。

多くの課題を解決できる3D CTスキャン設備については、より幅広い患者様のニーズに応えることが期待できるので、補助金を活用して購入したいところですね。

一方、3D CTスキャン設備の導入には、日々の業務もあるため、なかなかそこまで手が回らないという歯科医院も方も多いです。

そういう場合には、できれば、一度、外部の中小企業診断士に相談するようにしましょう。

特に、補助金申請プロサポートでは、中小企業診断士による無料相談会を実施中です。

補助金申請のプロとして、豊富な採択実績のある中小企業診断士が補助金のお悩みにお答えしますので、補助金のお困りごとがあれば、お気軽にご相談ください。

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